オブジェ的装花と器加工のポイント

ども、、、

いい天気の日曜でした!
本日はオブジェ的な装花を仕上げたのでその画像と、制作のポイントを少々。

大物のドライ素材を使った装花…こういった場合で一番悩むのが素材の発注です(笑)
単価も高いので沢山オーダーして余らすと予算的に厳しい、足りないと代えが利かないので仕上がりが貧相になる…と。
カタログと実物では大きく印象が違う素材も多いので注意…このあたりは経験も大事、気になる素材を見た時は使う予定がなくてもチェックしておくと役立つ時が来ると思います。


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オブジェ的装花/

仕上がりは床から2500強、メインの素材はパームシング、フレゴラ2m(黒)、さらしカラタチ、ユッカポール。
吊り下げで使っているのは右:ハービーシルキー、左:チランドシア・ウスネオイデス。
躍動ある姿を生かして、右に黒のフレゴラ…左に白いさらしカラタチを配置、、、左側に空間があるのでそちらに高く伸びたイメージです。
素材感が良く出て、メリハリも出す…長く飾るのでシンプルながら印象に残る姿をイメージしました。

制作のポイントは何といっても器の加工です(笑)
上のイメージを具現化できるかどうかはメカニカルな部分になります。
長時間支える、安定感も大事…加えてメンテナンスやマイナーチェンジ等にも実用的に、、、そう考えて、アイデアを盛り込んでます~
今回はその辺りのポイントを記しておきます。


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器/加工済み

セラミック陶器、クラックがカッコイイ器です~
特長的なフォルムが売りだと思いますが、底が小さく安定感はイマイチ…大きな素材を入れるには不向きというコトで加工。
集水マス蓋(180型)というコンクリートからボルトを立ち上げ、底に穴を開けてセメントで固定。
中に基礎ボルトを立ち上げれるようにジョイントナットを埋め込んであります。


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器の中/

セメントのおかげで重さも充分…というか、重いです(笑)
直接、ボルトごと固めてもいいんですが、メンテやマイナーチェンジを考えるとボルトの脱着は機能的。
ボルトの長さや本数も調節できるのは魅力ですよね~
今回は8mm用のジョイントナットを5本仕込みました。
セメントに関してはインスタントセメントでOKですが、速乾タイプで流し込み用のモノがおススメ。
ノーマル版より5割増しの価格ですが、それだけの仕事はしますw
説明書きに混ぜる水量の記載はありますが、扱い易い硬さに溶くのもポイント…私はほんの少し"緩く"溶きます~

と、、、文字では説明に限界があるので落書きを少々(笑)

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図解(笑)

あくまで参考に、、、(笑)
流し込んだセメントに直接ボルトを挿しこんでも可能ですが、水平を取るのは至難の業だと思います。
木片にジョイントを挿しこんで金槌で水平を取ります、セメントを2回に分けるコトで作業はぐっと楽になりますよ~
1回目より2回目のセメントを緩く溶くのもコツ、ジョイントナットはしっかりとマスキングしておきましょう~